JUNKO MATUYAMA I 丸山純子
「記憶する風_Wind of Rememberance」
丸山純子は私たちの生活から生み出される痕跡、台所から出るビニール、食用廃油、木など、の素材から感じる違和感を再構成し、人とモノの間の生の気配を風景に作り替え、様々な場所で様々な表情をした花畑を作ってきたアーティストです。今回の展覧会では、「記憶する風」をテーマに、N-markとノコギリニの2つの繊維に関わってきた会場のそれぞれの空間で作品を制作発表展示します。
@N-mark
花や床を空間インスタレーション作品のように平面に落とし込むことを試みます。
素材には食用廃油を石鹸にしたメディアを用いて制作し、関連するモビール作品も制作、展示予定です。
@ノコギリニ
かつてノコギリニに鳴り響いていた機械音(ガチャ万)は「人々に母親の心臓の音を思い起こさせた」というエピソードからインスピレーションを得て、空間を構築します。北窓の明かりは、もの影を消し去り、過去と現在を繋ぐ時空を創出します。
滞在制作期間中は、ノコギリニの空間が変化していく様子を体験することができます。
アーティストプロフィール
丸山純子は1999年に立命館大学国際関係学部(環境と経済を専攻)を卒業後。2002年にニューヨーク市立大学ハンターカレッジで彫刻を専攻。自然、再生をキーワードに、身の回りのものや廃材を集めて再構成し、風景を作り替えるをテーマにアートを制作。2004年にFree Art Free準グランプリを受賞、2007年に公益信託大木記念美術家助成基金を授与され、2009年には台北市・横浜市アーティスト交流プログラム審査員特別賞を受賞。2021年に文化庁新進芸術家海外研修制度にて渡独。2023年にPollock-Krasner Foundation授与。
スケジュール
N-mark
展示期間:4月4日~5月4日(木金土)
※土曜日は作家在廊予定
オープニング:4月6日 18:00〜
ノコギリニ
滞在制作(公開):3月10日~5月6日(無休)
10時から19時
※作品が空間に徐々に展開されていきます。
展示期間:4月27日~5月6日10時から19時
関連イベント:
・オープニング+アーティストトーク:4月27日 17:00〜
*ゲストスピーカー: 吉田有里(アートコーディネーター・名古屋芸術大学准助教授)
http://www.maruyamajunko.com